2012年3月28日水曜日

アップル、新iPadのバッテリ充電問題を「設計どおり」と認める

「新型iPadでは、バッテリがフル充電になっていないのに“充電済み”と表示される」とした調査会社の調査報告に対し、米国Appleは3月27日、この分析は基本的に正しいが、新iPadと搭載OSのiOSは、バッテリ状態をそのように表示するように設計されていると説明した。
 Appleのマーケティング担当バイス・プレジデント、マイケル・チャオ(Michael Tchao)氏は同日、「AllThingsD」サイト(The Wall Street Journalを発行する米国Dow Jones傘下)の取材に対し、新iPadを含むiOS搭載デバイスはすべて、バッテリが実際にフル充電される前に、“充電済み”と表示すると語った。
 AllThingsDの3月27日付けの記事で紹介されているチャオ氏の説明によると、iPad、iPhone、iPod touchはいずれも、フル充電前に“充電済み”と表示するようになっているという。
 これらのデバイスでは、“充電済み”と表示されてからもバッテリ充電が続行され、実際にフル充電されると、微弱なバッテリ放電と充電を繰り返すサイクルに移行する。このサイクルは、電源アダプタがコンセントから抜かれるまで続く。
 米国DisplayMate Technologiesの社長を務めるレイモンド・ソネイラ(Raymond Soneira)博士は先週発表した調査報告で、新iPadでバッテリ状態が“充電済み”と表示された時点では、充電は実際には90%しか完了していないと指摘した。“充電済み”と表示された時点でユーザーが充電をやめると、バッテリ駆動時間はフル充電時と比べて1.2時間短くなるという。
 ソネイラ氏は、「バッテリの充電計算モデルに問題があり、そのためにバッテリ状態が不正確に表示される」との見解を示した。

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