29日に開幕した女子サッカーの国際親善大会・アルガルベ杯は、北欧の古豪ノルウェーから2―1の逆転勝利で、なでしこジャパンが、ロンドン五輪イヤーを滑り出した。
相手DFの間に身を割り込ませるようにしてクロスを押し込んだ永里優の同点ゴールや、積極的なシュートで幸運を呼び込んだ川澄の決勝点は、気迫がにじむプレーでもあった。
しかし、試合後の選手に笑顔はなかった。佐々木監督も「大会1試合目で勝ち点3を取っただけ。あとは収穫がない」と、あえて厳しく突き放した。
ポルトガル入りしてから、流動的にポジションを交換しながら、縦パスで相手守備を崩す攻撃パターンを練習で繰り返してきた。その意識は見られたが、選手間の呼吸を合わせ切れず、決定機に結びつく場面は少なかった。佐々木監督が求める、パスのスピードも足りなかった。
攻めあぐんだ末に無理なパスを入れて奪われ、カウンターからピンチを招く場面も目立った。近賀は「サイドに展開して、揺さぶってから縦を狙えばよかった」と反省。永里優も「攻撃のテンポにアクセントをつけないと」と、不満げだった。
ただ、浮かび上がった課題を素早く修正できるのも、このチームの持ち味。次戦から、試合内容を上向きにできるか。
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